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★report★国立西洋美術館にて開催中!国立西洋美術館開館60周年記念『ル・コルビュジエ展 絵画から建築へーピュリスムの時代』


国立西洋美術館にて開催中の『ル・コルビュジエ展 絵画から建築へーピュリスムの時代』に行ってきました!

20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエ(1887-1965)が設計した国立西洋美術館本館で、ル・コルビュジエの絵画、建築、都市計画、出版、インテリア・デザインなど多方面にわたった約10年間の活動を体感できるという贅沢な時間でした^^

ピュリスム(純粋主義)の運動は1918年末、第一次大戦が終わったばかりのパリで、シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエの本名)と画家アメデ・オザンファン(1886―1966)が共同で開いた絵画展によって始まりました。

黄金比で形成されるモチーフは、モチーフの境界線がつながり輪郭も曖昧であることで、モチーフどうしが重なって描かれています。それはル・コルビュジエ(1887-1965)が設計した国立西洋美術館本館の重なり合う空間にも反映されています。この空間はどこにつながっているのか、大人から子どもまで空間の想像力がかき立てられます◎

ル・コルビュジエの描く下絵や図面は、何度も書き直された線を観察することができます。まるで彼の息づかいとともに緻密な計算が目の前で繰り広げられているような感覚に包まれました。

ル・コルビュジエとオザンファンが二人三脚で追求したピュリスムですが、両者の描き方にも違いが見られます。

キャンパスを平面的に認識するオザンファンに対し、ル・コルビュジエは建築のような三次元的な空間を演出します。同じようにビンやヴァイオリンを描いていても、オザンファンは影が一色で統一されている傾向があり、ル・コルビュジエは影にも強弱をつけてより立体的な空間を感じさせます。

他にも2人の描き方の違いを探してみてくださいね( ´∀`)

さらに!ル・コルビュジエが設計した建築物の30分の1サイズの模型も展示されています。上から横から斜めからと様々な角度からル・コルビュジエのデザインを堪能できます。それぞれの部屋を覗くと中で人がくつろいでいたり、勉強していたり、重なり合う空間だからこそ閉鎖的ではない日常が繰り広げられているのかもしれませんね^^

また、ピュリスムの世界観をお家でも楽しみたい方必見!とっておきのグッズがありますよ。それはダブルクリアファイル( ◠‿◠ )

ル・コルビュジエの建築がたくさんあしらわれているだけではなく、中を開くとポケットには5ミリ方眼がデザインされています!開くたびにル・コルビュジエの制作活動のすべての原点も感じられるダブルクリアファイルはおすすめです^^

展覧会は5月19日(日)まで開催中!春のお出かけにぜひ行ってみてくださいね(^ ^)

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【展覧会情報】

開催期間:2月19日(火)〜5月19日(日)

会場:国立西洋美術館

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